ハーイ、見てきたどぉー。今週も全米興行成績第2位をキープしてますね。ここでは、タイラー・ペリーの映画ファンは初日に行く人で、ジョージ・クルーニーやケイト・ブランシェットのようなオスカー作品が時間が経ってからゆっくり行く人で、タイラー・ペリーファンとオスカー映画ファンは全く別物みたいに書かれていてちょっとカチンときましたが、今週の見たらケイト・ブランシェットの映画は既に圏外じゃないですか!で、ここのチャートの「# of Theaters」に注目!上映館数の事なんですが、タイラー・ペリーの映画は決して特別多い訳じゃないんですよ。寧ろ他より少ない感じです。ここで言い訳していた人、出て来いって感じです。
で、その肝心な映画ですよ。
舞台のビデオを見ているので、大まかな粗筋は分かっていましたが、とっても楽しめました。泣き笑いですよ。舞台版の「家族」という好きな要素は無くなってましたが、十分に面白かったです。設定を変えたので、少し「セント・エルモス・ファイアー」を思わせる、それぞれの個性を生かした感じになってましたね。また、その個性と個性がぶつかり合うので、見ごたえありました。アンジェラ役のターシャ・スミスがとっても個性的でありまして... 彼女が台詞を言う度に、斜め後の女性は大笑いしてました。CMで見た彼女をうちの夫はAJジョンソン(ハウス・パーティ)と思ってました。確かに雰囲気が似ている。
前に舞台版を見たときに書いた通り、やっぱり映画ではキリスト教の要素が減っていましたが、それでもやっぱり話の軸にはなってるんですよね。舞台版は悪役の人が、トコトン突き落とされるんですが、映画版では控えめでしたね。だから、スッキリ感が舞台版の方があります。
ジャネット・ジャクソンもジル・スコットも魅力的でしたが、一番魅力的だったのが役柄的にトロイ役の男性。舞台版でも、トロイ役の人に惚れましたっけ... 相当美味しい役でした。で、意外だったのが、マイケル・ジェイ・ホワイト。いつも「スポーン」や「マイク・タイソン」等、肉体派で動く事で頑張ってきた人ですけど、今回は役柄は元フットボール選手と肉体派でしたが、劇中は体を動かす事がなかったですが、とってもチャーミングでした。トイレから電話するシーンは最高でした。日本生まれのリチャード・T・ジョーンズが、すぱこーんと悪役にはまってました。この映画で彼の事を嫌いになっちゃった人は、お願いだから「Lockdown/ロックダウン」を見てあげてください。こちらでは、いい人がすぱこーんとはまってますから。私たちと同じ日本生まれだし。お父さん、プロ野球で外国人助っ人初のホームラン王のクラレンス・ジョーンズだしさ、日本から応援してあげたいじゃん。
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(4.75点/5点満点中:劇場にて鑑賞)