実はですね、みなみ姉さんとカラオケの話をしていたら、十八番が全く一緒だったんです。で、主に80年代の曲でして... 久々に歌いたいと、Youtubeで1人カラオケをしていたんです。そしたら、80年代の映画見たいじゃんよー!と、「プリティ・イン・ピンク」見たくて探したら、家には無い事に気付いた。こんな好きな映画ないの?と... なぜか「ブレックファースト・クラブ」と「すてきな片思い」はあるのに(なんと夫が購入)。「プリティ・イン・ピンク」のダッキーが口パクで踊るオーティス・レディングの曲聞いて、胸キュンしたかったのに... で、見つけたのがこの「セント・エルモス・ファイアー」です。前置き長いぞ。
私がこの映画と出会ったのは...忘れもしません。新宿のリバイバル映画館です。どうしても「スタンド・バイ・ミー」がもう一度見たいと探したら上映していたのが新宿。その時の同時上映(若者よ、この言葉知ってる?)が、この映画でした。その時から80年代の青春映画にハマッたんですが、今見るとまた趣違っていいですねー。当時(中坊)は、アメリカの大学行ってあんな風に友達作りたいと思ってましたよ。今じゃ「ジョージタウンかー、バスケットの選手狙えるね」と腹黒いですよ。大人になるって嫌。この映画、ジョージタウン大が舞台なんですよね。
かの淀川長治氏も仰っていたけれど、映画で人生勉強。私はこの映画で、友情と共に恋愛も学びましたね。主役の7人のうち、男性4人。皆さんなら、どの人とお付き合いしたいと思います?中坊の時は、ロブ・ロウ演じたビリーか、エミリオ・エステベス演じたカーヴィーかって思ってました。今は、腹黒いからジャド・ネルソン演じたアレックか、アンドリュー・マッカーシー演じたケビンかな... 若い時はね、やっぱり情熱的なビリーかカーヴィー。でも年取ると将来性(所謂お金)考えてアレックかケビン。でも2人共に女性の付き合い方知らないから、押し付けがましい。カーヴィーは押し付けがましいを通り越して、ストーカー気味ですから。ビリーは普通にダメ男ですからね。最後には変わるのかもしれないけれど... 結局4人共に、5年後に期待...みたいな。
で、7人がそれぞれどうして友達なの?って位に転々バラバラだけど、それぞれの役割みたいのがシッカリとあるんですよね。デミ・ムーアの演じたジュールズなんて、普段は飛んでる姉ちゃんって感じだけど、誰かが怪我をするといつも一番先に飛んでくるのが彼女。可愛い女なのよね。
デビット・フォスターの曲がこれまたいいんだよねー。なんで80年代の曲は美しいんでしょうか??
で、ここ何のブログですか?って。一つだけ...というか、1人だけ出ているんですが... アンドリュー・マッカーシー演じるケビンに話しかける娼婦覚えてらっしゃいますか??彼女は「The Wayans Bros」で、警備員役のディなんですよ。「The Wayans Bros」ではデブネタされてましたが、この頃は痩せていたのですね。
で、監督が「カー・ウォッシュ」の脚本書いてたジョエル・シュマッカーです。「バットマン・フォーエヴァー」とか有名ですが、80年代青春映画ファンの私にとっては、やっぱりこの「セント・エルモス・ファイアー」か「ロスト・ボーイズ」ですよ。
(5点満点:DVDにて鑑賞)