Cast >> Danny Masterson (Larry), Ronnie Warner (Rico), Mekhi Phifer ("Big Daddy"), John C. McGinley (Jerry Dupree), Ashley Scott (Elise), Terry Crews ("Cold Crush"), Darrell Hammond (Jonathan) ...
Director >> Mekhi Phifer
Writer >> Kent George, Ronnie Warner
Producer >> William Baker, Rob Hardy
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 4 Direct >> 3 Music >> 3
B-Rated Gem
ラリー(ダニー・マスターソン)とリコ(ロニー・ワーナー)は、映画「ショーシャンクの空に」のTV放送を毎回楽しみにしている、マリファナを吸って、家賃も3ヶ月滞納し、その日暮らしをしていた。ある日「ショーシャンクの空に」を楽しみ待っていた時に、デュプリーという男がTVCMする「Tiny Classified Ads」というのに興味を持ち、2人はそのビジネスを始める事を決意するが...
チーチ&チョンが70年代後半に登場してから、この手のマリファナ映画(というジャンルは存在するのだろうか?)は、増えつつある。タイトルもそのままマリファナ用語である「Puff, Puff, Pass」(吸って、吸って、渡す)。所謂、友人等とマリファナを楽しむ時の礼儀が言葉になっている。ヘロインなどのダウナー系でなく、気分を晴れやかに明るくさせるアッパー系のドラックであるマリファナは、コメディ映画には向いているのかもしれない。とは言え、違反のマリファナ映画は、メジャーな作品になる事はない。それが余計に、チーチ&チョンやデイブ・シャペルの「ハーフ・ベイクド」のようにカルト映画となり人気となる。この映画はその映画程面白い訳ではないが、B級らしい面白さはある。その中でも、テリー・クルーズのダンスシーンはやっぱり面白い。主役の2人はB級映画の主役の雰囲気を醸し出しているが、監督も務めたメーキー・ファイファーはどうもそんな雰囲気がない。彼の堂々とした台詞回しはB級らしからぬ雰囲気。と同時に彼の才能への勿体無さを感じ、残念だ。
最後はあくまでも明るいアッパー系のハッピーエンド。けど、ドラックと同じで感動とか希望とか、後には何も残らない...
(9/8/07:DVDにて鑑賞)