最近思うことが沢山あって、ガツンとした映画が見たいなーと思った時に、私のライブラリーで目に留まったのが、この作品。
ガツン、ガツン...って感じでした。
ジナ6の件でどうしても腑に落ちないのが、6人の暴力行為が木に掛かった縄とは無縁との捜査結果が出たこと... あの縄が無かったら、ここまでの事件になったのだろうか?
この映画でも幾度も木に掛かった縄を見た。
幾度も写真や映画なので見ている映像とは言え、やはり落ち着かない。気分が悪くなる。
とはいえ、白人がみな悪者っていう風に描かれていないのが素晴らしいと思います。感想にも書いた事なんですけど、ジョン・ヴォイド演じるジョンだったり、ジョンの妻だったり、列車の兄弟だったり、ラストの家出する少年だったり。ジョンとか列車の兄弟の大人組に至っては、彼等を特別に立派な白人とも描いてないのもいいと思います。彼等はいたって普通で、それぞれに複雑な思いもあるのだけど、人間として助ける。
こういう事件の時にいつも思う。まずは、人間としてその事件をどう思うかが一番大事。黒人とか日本人とか白人とかじゃない。一人の人間として、どう思うか?だと思う。この映画は、私が求めていた答えを見事に出してくれたと思います。
感想はこちら。
(5点満点:DVDにて鑑賞)