Sonatine / ソナチネ (1993) 28本目
あんまり北野武監督のは見たことないんですよね。「Brother」とか「キッズ・リターン」は見ていたけど。でも、北野監督のはアメリカでも容易に見つけられるんですわ。ラッキー。このDVDも、クエンティン・タランティーノのお陰です。彼が好きな映画をDVDにするというシリーズ化にしているみたい。アメリカのDVDには、タランティーノのがソナチネの説明をするイントロとアウトロ付き。タランティーノったら、凄い詳しいんだわ!と感心です。でも、でも...「たけし」じゃなくって「たかし」って言ってる!たかしだったら「すまんの〜」By横山たかしになってしまう。
んで、映画ですか?私、小学生の頃に太田プロのファンクラブに入っていた位のたけしっ子ですよ。好きですわー。だって、たけしの漫才みたいに、一瞬バイオレンス(毒舌)な部分しか目立たないんだけど、どんどん人間たけしが見えてくるのがいいですね。たけしは、いつも「死」について深く考え、たまに怯え、たまに死ぬことなんか怖くないという姿勢な気がするんだけど、そんな「死」についても、ここではまっすぐに向き合ってますね。どんな人でも、やっぱり命あるもの、最後は悲しいですよ。ロシアンルーレットの時の笑顔が忘れられない。キタノブルーも、本当に綺麗。音楽も映画のいい味付けになってましたねー。これでこそ、映画音楽ですよ。
ちなみに、タランティーノの次のシリーズは「デトロイト9000」でした。ブラックスプロイテーションです。タランティーノ、そんなに好きな人じゃないけど、映画の趣味だけは合いそうなので、映画フレンドになってくれないかしら?(笑)(←凄い上から目線)
(4.75点/5点満点中:DVDにて鑑賞)