- 作者: ウスマンセンベーヌ
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1989/09/20
- メディア: 単行本
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この前、ウスマン・センベーヌの小説も面白いよと教えて頂いたので、早速買ってみました。これは、残念ながら小説ではなく、日本人監督小栗康平氏が、ウスマン・センベーヌが来日した際に対談したものです。しかも、薄い岩波ブックレットです。
ウスマン・センベーヌは少なくとも2回も来日していたらしい。なんてこった。しかもセンベーヌはあんまり旅行をする人でなく、インタビューも好まないらしいので、日本に来てインタビューに答えているなんて非常に貴重だ。
思ったのだけど、プロフィールというか生き様というか... アメリカのメルヴィン・ヴァン・ピープルスと被る面が非常に多いように思える。自宅には表札代わりに「抵抗者の家」とデカデカと書いてあるらしい。そんな所も似てる気がする。上の映画「Xala」にも少しだけ触れていた。でも主に「Ceddo/チェド」という映画に関する事を語っている。私が見た「Mandabi」にも触れていて、フィルムが預けていたところで焼けてしまって見れなくなっていると書いてあったが、なぜにDVD化までされたのだろう??何はともあれ、残っていた事に感謝だ。
この本の凄い所は、IMDBよりも詳しいフィルモグラフィーがついている事。いい買い物をした。ちなみに小説も1冊だけだど、買うことが出来た。読むのが今から楽しみだ。