90年代初期というと、このアーセニオ・ホールを思い出します。特に髪型を... ま、こんな本を一冊読んでしまうほど好きって訳でもないのですが、90年代初期を象徴するような
トークショー「The Arsenio Hall Show」の裏側を知れて、とっても面白かったです。1989年から1994年のたった5年間だったんですね。丁度、その時にホームステイしていた事があったので、こっそり見たのを覚えてます。何言ってるか、さっぱり分かりませんでしたけどね。でも雰囲気が他のとは全然違うなーと。「これか〜!」と見たときには感動しましたっけ。「Grey's Anatomy」のアイゼイア・ワシントンがゲイへの差別発言で降板させられてしまいましたが、このアーセニオもゲイへの発言等で問題になってたんですね。今じゃ、降板ですよ... と、時代に助けられた部分もあり、逆に時代に負けた部分もあり... 黒人のレイトショーホストというプレッシャーもあり、発言力がいつの間にか付けられてしまい、そのプレッシャーもあり... 黒人からは白人寄りになってと言われ、白人には黒人問題に偏ってしまったらチャンネルを変えられる。これが、
NBCやABC、
CBSの番組だったら、もうちょっと続いたかもしれないですね。Foxだったから短命になってしまったのかもしれない。この後、キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズに、
マジック・ジョンソンなど等、レイトショーの司会をしましたが、やっぱりアーセニオ・ホール以上の成功は収める事は出来なかった。昼間だったらオプラ・ウィンフィリーという超大物怪物司会者が出ましたけどね。やはりいつの時代も変化を求めた先鋭的な作品は短命に終わる。他のオーソドックスな番組よりも、何十倍ものエネルギーとプレッシャーを背負っているからだ。
エディ・マーフィの親友としてのアーセニオ、レイトナイトショーの司会のアーセニオにしても、やはり時代が求めた男なのかもしれない...と思いました。アーセニオに愛をこめて、ドッグパウンド...Woof, woof, woof!!