Cast >> Cedric the Entertainer (Jake), Lucy Liu (Gina), Nicollette Sheridan (Diane), Mark Dacascos, Niecy Nash (Jacuzzi), DeRay Davis (Ronnie), Will Patton (Riley) ....
Director >> Les Mayfield
Writer >> Robert Adetuyi, George Gallo
Producer >> Cedric the Entertainer, Lucy Liu, Brett Ratner ....
総合ポイント >> 3.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 4
Code Name : The Dancer
ジャック・ロジャース(セドリック・ジ・エンタテイナー)はある日目覚めたらホテルの部屋で、隣にはFBI捜査官が殺されて横たわっていた。驚いて部屋を見渡すと250.000ドル入ったスーツケースを発見したが、ジャックには何一つ記憶が残っていなく、自分の名前すら忘れる記憶喪失になっていた。慌ててスーツケースを手にホテルの外に出るが警察が既に捜査を始めていた。ロビーで、妻と名乗る女性ダイアン(ニコレット・シェリダン)に出会い上手く警察から逃れるが...
目新しいストーリーやアクションではないが、セドリック・ジ・エンターテイナーの魅力が詰まったアクションコメディ映画。何がセドリックらしいかと言えば、そのゆったりとした大きな体つきから勝手に想像してしまう、セドリックの人柄の良さが物語りと上手く融合していたし、逆にその体つきからは想像出来ない身体能力を生かしたダンスにある。そのいつものダンスとは違い、ちょっとした工夫が加えられ、物語に上手く追加されている。また、共演がルーシー・リューとマーク・ダカスコスいう事で、自然とカンフー調のアクションに仕上がっている。
見やすい分かり易い物語ではあるものの、女性のキャラクター達がステレオタイプの犠牲になっているのが、かなり残念な感じがする。白人の女性はセクシー過ぎるし、黒人の女性は口うるさい。コメディだからこそ、ステレオタイプの犠牲にはなって欲しくなかった。せっかく、異人種カップルを成立させるなら、その辺をスマートにしたらもっと支持を受けたかもしれない。
見やすくて分かり易く、しかもセドリックのダンスの魅力をたっぷりと見せてくれるのだけど、スマートさに欠ける映画ではあった。
(4/27/07:DVDにて観賞)