「私の青春返せ!」って事で見てみました。私が大切にしているロードショーという雑誌の昭和60年度1月号の付録「名作映画ダイジェスト大全集 250+α」っていうのがありまして... 結婚して家を出た時にも、なぜかこれだけは大事に嫁入り道具として持ってきてるんです。「モー・マネー」のパンフは実家に置いて行ってしまい捨てられましたが...(涙)もう色も変わってボロボロなんですけどね、捨てられません。この付録で映画の解説と物語を書いた人達を尊敬している。250本+α全てが見たくなるような解説と物語なんだよね。アメリカ映画だけじゃなくって、各国の映画が豊富で、「大人は判ってくれない」とか「自転車泥棒」とかこの付録のお陰で知る事が出来見る事が出来た。中坊か小坊だった私は暇だったから、見たい映画や見た映画に印を付けてました。今じゃね、この大全集に載っている映画のほぼ90%はDVD化されてると思うのですが、当時はこんな名作でもビデオ化されてなかったりしてました。という訳で、時が経ちビデオ化されたんでしょうが、私も大人になってそんな事忘れてたり...で、見てない作品も多いんですね。
という訳で、青春取り戻す為に見ちゃいました。この前の「青い珊瑚礁」からの流れです。舞台がパリにイタリアと雰囲気が素敵です。いやー、ダイアン・レインが可愛い。そりゃ、毎回「ロードショー」の表紙を飾っていただけありますわね。今で言う所の「クール・ビューティ」ですわね。んでも、やっぱり目を引いたのが、サー・ローレンス・”ハムレット”・オリビエ。いい感じで現れてきて、とっても印象的。最後の最後も可愛い〜。え、可愛い?そう可愛い。DVDのオマケ映像で、ダイアン・レインがローレンス・オリビエとの思い出を語るシーンで、うって涙ぐむんですよ。最後の抱きつくシーンも、演技じゃなくマジに映画の撮影が終わって別れるのが悲しかったそう。私もね、もっと見たい〜と、思わず泣きそうでしたよ。オリビエは、そういう人ですね。
(4.75点/5点満点中:DVDにて観賞)