The Original Kings of Comedy / キング・オブ・コメディ (2000)
Cast >> Steve Harvey, D.L. Hughley, Cedric the Entertainer, Bernie Mac
Director >> Spike Lee
Writer >> Steve Harvey, D.L. Hughley, Cedric the Entertainer, Bernie Mac
Producer >> Spike Lee, Walter Latham ....
総合ポイント >> 4/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 3
4 Different kinds of comedy
ノースカロライナ州シャーロットで行われた、スティーブ・ハーヴィ、D.L.ヒューグリー、セドリック・ジ・エンタテイナーとバーニー・マックの4人による「The Original Kings of Comedy」のライブの模様をスパイク・リーがドキュメンタリーにした作品。
この出演している4人は確かに面白く才能も十分にある。この後にセドリック・ジ・エンタテイナーとバーニー・マックの2人はメジャー映画で主役をやれる位に飛躍した。スティーブ・ハーヴィもD.L.ヒューグリーももちろんそれぞれ映画やTVにラジオと大活躍している。けれど、4人に「コメディキング」の称号に価するか?と言われれば...少し悩む。少しタイトル負けしている感もある。確かに見栄えが良く堂々としたタイトルであり、目は引く。しかし、そのタイトル故に私は見る機会を大幅に遅らせた。
とは言え、大事なのはその内容。スパイク・リーの技術は、今までにスタンダップ映像で見たことのないものを見せてくれた。お客がジョークを聞いて思わず呟く声を拾ったり、1人だけの笑い声を拾ったり... それは中々今までにないので新鮮で面白かった。ジョークも4人の個性が十分に感じられるものばかり。スティーブは教会ネタ、D.L.は都会的ネタ、セドリックは何と言ってもダンス等の身体ジョーク、バーニーは日常的なネタ。個性があっていいのだけど、逆を言えば新鮮さを感じなかった。
1番面白かったのが、DVDのボーナス映像で4人が語るコメディについて。80年代の苦労話や伝説的なコメディアンのリチャード・プライヤーやロビン・ハリスを語る4人が1番新鮮で輝いて見えた。あんな面白い映像を本編でカットしたのがとても残念でならない。
4人がそれぞれ違うジョークをやるのではなくて、1人1人がもう少しバラエティあるジョークをやってくれた方が楽しかったように思える。
(2/3/07:DVDにて観賞)