SOUL * BLACK MOVIE * ブラックムービー

ブラックムービー、ブラックスプロイテーションなどについて

Blacula / 吸血鬼ブラキュラ (1972)

Cast >> William Marshall (Mamuwalde/Blacula), Vonetta McGee (Luva/Tina), Denise Nicholas (Michelle), Thalmus Rasulala (Dr. Gordon Thomas), Gordon Pinsent (Lt. Jack Peters), Charles Macaulay (Dracula), Emily Yancy (Nancy, Photographer), Lance Taylor Sr. (Swenson, Undertaker) ....
Director >> William Crain
Writer >> Raymond Koenig, Joan Torres
Producer >> Samuel Z. Arkoff, Joseph T. Naar

総合ポイント >> 4.25/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 4

切なさの訳
マムュワルデ(ウィリアム・マーシャル)は、アフリカのプリンスで美しいルナ(ヴォネッタ・マギー)と結婚していた。奴隷解放を求めてトランシルヴァニア城にやってきたが、ドラキュラの逆鱗に触れて、マムュワルデはドラキュラならぬブラキュラとして生きる羽目になり、現代のアメリカに甦るが、妻のルナにそっくりなティナに出会い...

ドラキュラという物語は、ホラー物語なのになぜだかいつも切なさを感じるのは、私だけだろうか?いつも孤独で何かを求めている。この映画は、さらに切ない物語だ。奴隷を解放したいという大きい願いをマムュワルデは抱いていた。所が、すぐにその願いも失われてしまう。ブラキュラとして生き返った時には、大きな願いよりも、妻のルナへの思いが募る。ブラキュラとしてどう生きていけばいいのか悩んでいる時に、ルナそっくりなティナに出会い、ブラキュラとして生きていく活力を見出す。なぜか、ブラキュラになった時の方が人間的なのだ。
ブラキュラを演じたウィリアム・マーシャルは、元々はシェークスピア等を得意にする舞台俳優だったので、台詞回しがハッキリしていて、「伯爵」名に相応しい。

マムュワルデと同じように、公民権運動等で活躍していた人達の思いを考えてみる。切なくなる。切なくなる歴史があるのだ。

(12/19/06(rewrite):DVDにて観賞)