去年の映画納めがこの映画です。メルヴィン・ヴァン・ピープルズらしい映画。最初は「一体何なんでしょうか?」って思いながら見てたんだけど、急にね、グッと引き寄せられた。彼のアイデアは、本当にいつも面白いなーって思う。奇抜で斬新で新鮮な映画なんだけど、その中にホノボノとしていて熱い物がある。それはね、台詞や歌にも現われてたと思うわ。元々舞台の作品らしいので、舞台でも見てみたかったなー。
上の「ドリームガールズ」もだけど、舞台の映画化。去年の「レント」みたいに、舞台の方が...とかは思わなかったな、両方ともに。映画らしい世界が更に広がっていて、両方共に面白かった。両方共に、ミュージカル嫌いのタモさんに見せたいわ。ミュージカルの概念を覆してくれると思う。
主役のメイビル役のエスター・ローレが最高にいい!彼女は、TV番組「Good Times」のママ役で有名。よく、マーロン・ウェイアンズが肩を上げて「だ〜む、だ〜〜む、だ〜〜〜む」ってマネしてるんだよ。首が見えない事で有名だから、みんな肩上げるんだよね。もう1人、強烈なピンクの衣装を着ていた大柄の女性もTV番組「What's Happening!!」で、主役のラジとディのママ役で有名。随分若く見えたわ。あんなに歌が歌えるなんて知らなかった。
Don't Play Us Cheap / 日本未公開 (1973)
(4.75点/5点満点中:DVDにて観賞)