ターナー・クラシック・ムービーチャンネルで、ホストのロバート・オズボーンと、ブラックムービーヒストリアンであるドナルド・ボーグルが、映画の前にコメントしていたので、ついつい見た。珍しいですよね。いつもロバート・オズボーン1人だから。
ドナルド・ボーグルは、私のアイドル。うちの夫は、声だけ聞いて「女の子が話してると思った」と言っていたくらいなので、ちょっと「おねぇ系」が入ってますが、私は尊敬してます。この映画に関しても、有名な「Ol' Man River」の歌詞を変えた話とか、豊富な知識で説明してくれてました。
という訳で、2人が始まる前に語ってくれたお陰で、随分と映画が面白く感じました。それでなくても、このポール・ロブソンの「Ol' Man River」を聞くだけでも価値があるってものです。夫も途中まで一緒に見ていたんですが、タモさんと同じでミュージカルが苦手な夫は、「恥ずかしい」とか、今度は「こういう古い映画は黒人がバカに見えるから嫌いだ」とかうるさかったんだけど、さすがにポール・ロブソンの「Ol' Man River」が始まったら、静かに聴いてましたね。うちの夫は、ポール・ロブソンの事は全然知らなかったみたいで、「ポール・ロブソンは、シドニー・ポワチエが登場する前から、威厳のある黒人役をやってたんだよ」と教えてあげたら、少しは静かになりましたが、主人公の白人2人のラブシーンになったら、さすがに逃げちゃいました(笑)
(4.5点/5点満点中:TV放映にて観賞)