Cast >> Nick Cannon (Tracy Stokes), Roselyn Sanchez (Karen Lopez), Shawn Ashmore (Rob Donovan), Angelo Spizzirri (David Boscoe), Kelly Hu (Lisa Brooks), Cheech Marin (Captain Victor Delgado) ....
Director >> Marcos Siega
Writer >> Nick Cannon ....
Producer >> Peter Abrams, Nick Cannon ....
総合ポイント >> 3.25/5点満点
Contents >> 3 Performance >> 3 Direct >> 3 Music >> 4
ニック・キャノンの味
トレ(ニック・キャノン)は、LAPD(ロスアンジェルス警察)に務める刑事だが、まだ新米で一番若い。トレの家族は、3代に渡る刑事一家。所が、トレはいつもヘマばかりしてしまうのだった。所長は、トレの父の元同僚。なのでトレの面倒を見ている。トレの管轄内で、高校がターゲットになっている車盗難事件が発生した。アンダーカバーに、一番若いトレが抜擢され、トレは高校に侵入するが...
いきなり冒頭から「ビバリーヒルズ・コップ」と同じシチュエーションで始まる。主演のニック・キャノンは、エディ・マーフィが憧れだそうで、納得のシーンとなっている。キャノンの味を生かして、マーフィをコピっている。マーフィが万人に受けたように、キャノンも若手の中でも、唯一万人受けする俳優として活躍している。
けれど映画の内容からか、未だ「ニケロディオン」的子供&ティーンの物語から抜け出せていないのが残念。でも、それは逆に言えば、今の彼の魅力でもある。この物語のシチュエーションだと、キャノンか同じニケロディオン出身のキーナン・トンプソンかケリ・ミッチェル辺りしか出来ない物語だ。けれど、そろそろ大人の彼が見てみたい。ウィル・スミスが「Fresh Prince of Bel Air」を経て、ブロックバスター俳優になったように、キャノンが大人の役を演じるようになった時には、必ずブロックバスター俳優になっているに違いない筈だ。なぜなら、こんなに若くして主役を演じられる黒人俳優が、未だに少ないからだ。
誰かのコピーじゃなくって、キャノンらしい味のある大人になってもらいたいと感じた作品。
(1/19/06:DVDにて観賞)