ニック・キャノン主演のコメディです。冒頭のシーンは「ビバリーヒルズ・コップ」を思い出させます。ニック・キャノン自身が、「エディ・マーフィやデーモン・ウェイアンズみたいになりたい」と言っているので、こういうアクションコメディ映画は本人もやりたかった筈。
けれど、やっぱりニック・キャノンなんですよね。青春スターなんですよ。高校生役がはまってしまうのです。彼の「ドラムライン」路線と変わりません。エディやデーモンというよりも、やっぱりウィル・スミス路線な訳です。面白くない訳じゃないんだけど、エディやデーモンのような天才コメディアンというよりも、ウィル・スミス路線の天才エンタテイナーなんです。今は、ウィル・スミス路線の方が主流なので、キャノンもそれに上手く乗って頑張ってますよね。でも「やらされてる」って感じがしました。最初の「ビバリーヒルズ・コップ」みたいなアクションの時は、張り切っているように見えたけど...
そういう映画でした。
(3.25点/5点満点:DVDにて観賞)