Cast >> Bow Wow (X), Chi McBride, Wesley Jonathan (Sweetness), Jurnee Smollett (Tori), Meagan Good (Naomi), Mike Epps, Charles Q. Murphy, Brandon T. Jackson (Junior), Rick Gonzalez (Naps), Marcus T. Paulk (Boo), Khleo Thomas (Mixed Mike), Nick Cannon (Bernard) ....
Director >> Malcolm D. Lee
Writer >> Norman Vance Jr.
Producer >> George Tillman Jr., Robert Teitel ....
Contents >> 3 Performance >> 4 Direct >> 4 Music >> 3
A Wonder Summer for A Wonder Boy
X(バウ・ワウ)は、いつもの4人と近所のローラースケートリンクでつるむのが日課。近所にトリ(ジャーニー・スモレット)という女の子が、離婚したママと引越してきた。暫くすると、近所のローラースケートリンクが閉鎖されることになった。5人は、郊外のリンクに行かなければならなかったが、そこにはXの最大のライバルであるスイートネス(ウエズリー・ジョナサン)がいた。またXの幼馴染のナオミ(ミーガン・グッド)が去年とは全く違った大人の女性になっていた。
日本でずっと育った私には、アメリカの70年代はTVか映画でしか見たことのない世界だ。でもその世界は、作り物なんだろうとは感じていた。
アメリカの70年代のブラックの少年達の心を描くのが得意な人がいる。エリック・モンテというライターだ。「Cooley High」という映画や「Good Times」「What's Happening!」等のテレビ番組を手がけた人物だ。この映画は、全くエリック・モンテとは関係ないが、エリック・モンテの作品を思わせる程に、70年代の雰囲気と少年達の心がある。それば、バウ・ワウの才能に頼る所も大きいが、「アンダーカバー・ブラザー」で70年代のファンキーを見せてくれたマルコム・D・リーの演出も良かった。
ひと夏の体験は、バウ・ワウのまた違う才能を成熟させたように思う。
(12/25/05:DVDにて観賞)