Cast >> Ving Rhames (Animal), Terrence Howard (Darius Allen), Jim Brown (Berwell), Chazz Palminteri (Kassada), Taraji P. Henson (Ramona), Faizon Love (Double T), Paula Jai Parker (Reecy), Beverly Todd (Latreese) ....
Director >> David J. Burke
Writer >> JeDavid C. Johnson
Producer >> Ving Rhames ....
総合ポイント >> 4.5点/5点満点
Contents >> 5 Performance >> 5 Direct >> 4 Music >> 4
Father figure without father
アニマル(ヴィング・ライムス)は、生まれながらの悪で、必要な事は全てストリートで学んだ。アニマルには、12歳になる息子ダリアスがいた。その息子の誕生日ですら人を殺し、息子の誕生日を忘れた。
そんなアニマルも捕まり、監獄に入った。不幸にも、アニマルが監獄に入ってするに、リベンジの為にダリアスの母親も殺された。ダリアスはその後にアニマルの母親に育てられた。
12歳だったダリアス(テレンス・ハワード)もいつの間にか成人した。そのダリアスも父と同じ道を歩んでいた。アニマルは監獄にて、雇われていたカサダ(チャズ・パルメンテリ)の裏切りに遭い出口のない日々を過ごしていたが、革命家のバーウエル(ジム・ブラウン)に出会い、「マルコムX」を薦めアニマルに違う道を進むように勧める。アニマルは出所するが、同じ道に進んでいるダリアスとアニマルの間に溝が出来てしまった...
父親の存在を知らない大人が、父親になれるか?これは、多くのアメリカ黒人男性の大きな課題になりつつある。また生活水準が低い家庭での悪循環など、現在を大きく反映しているように思える。それに加えて、ヴィング・ライムスとテレンス・ハワードの演技は必ずや観客を弾き付ける大きな力を持っている。今年のテレンス・ハワードは、見る映画全てで印象が違う上に、全ての映画で力強く印象に残る。去年のジェイミー・フォックスはもはや越えているようだ。
内容は90年代に流行ったストーリーに似ているかもしれない。だが最近のこの手の映画が90年代と違うのは、演技が力強い事。印象度が違う。そして90年代よりも、より内面を抉り出しているようだ。
父親になる事の難しさをいい意味で教えてくれる。
(11/21/05:DVDにて観賞)