この映画、日本未公開なのですね。ロッカフェラのイメージがどうも苦手なので、極力避けていたけれど、この前の「The Woodsman」*1でデーモン・ダッシュを見直したので、チャンス到来。
監督はバドワイザーのCM「ワッサ〜」やら、映画「ドラムライン」で一躍有名になったチャールズ・ストーン・3世。最後の最後に彼らしさを感じたかな。最後、本人がちょこっと出てくるシーンの部分が、映画を最後のあれに持っていく新しさが、彼らしい。
ウッド・ハリス、「ビート・オブ・ダンク/Above the Rim」ら辺から気になっていたし、この映画でもいいんだけど、ボキーム・ウッドバイン(「レイ」でファットヘッドの人)で見たかったかも。変わらないんだよね。ウッドバインの方が、ストリート度高いし、ヌボ〜〜っとしたお茶目さあるし。母性本能クスグル可愛さがある。
チ・マクブライト(アンダーカバーブラザーのボス役)が、もっと物語に絡んでくれてたら完璧なのに。フッドの父親面して欲しかった。
Mehki Phifer(カタカナ化を諦めました)もね、中途半端。キャムロンも、やたらとIMDBのユーザーに褒められていたけれど、普通。やっぱり、トゥパックが「Juice」で演じた時の方が断然に衝撃度があったし、緊迫度もあった。
タイトルが、私の大好きな「Paid In Full」。エリックB&ラキムのラップの名作。いちようこの曲に沿って物語りが作られたようだけど、ラキムのラップ程のカッコよさは、この映画には無いのが残念。
(3.75点/5点満点中:TV放映にて観賞)