Cast >> Ice Cube (Darius Stone), Samuel L Jackson (Agent Augustus Gibbons), Willem Dafoe (General George Deckert), Michael Roof (Toby Lee Shavers), Xzibit (Zeke) ...
Director >> Lee Tamahori
Writer >> Simon Kinberg
Producer >> Arne Schmidt, Neal H. Moritz, Rob Cohen ....
総合ポイント >> 4.5/5点満点
Contents >> 4 Performance >> 5 Direct >> 5 Music >> 4
As the World Turns
2パックの死後に出たアルバムに収められた曲のタイトルだが、社会に見放された男が戦仲間だけは変わらないだろうという気持が込められた曲だった。
NSA(国家安全保障局)のエージェント・ギボンス(サミュエル・L・ジャクソン)の基地が襲われた。命からがら逃げ出したギボンスとトビーは、新しい「XXX」に、監獄にいるダリアス・ストーン(アイス・キューブ)に任命した。ダリアス達は、ワシントンDCの中心が何者かに襲われる可能性を知り、巨大な悪が新XXXに立ちはだかる。
前作のオリジナルとは全く異なる趣だ。オリジナルのエクストリームなカッコよさは無いものの、アイス・キューブの男気溢れる、彼らしいストイックなカッコよさが全面に出ている。前作が好きな人には、その点で物足りなさを感じるかもしれないが、逆に前作があまり好きでなかった人には、面白い映画じゃないかと思う。とにかく、アイス・キューブのカリスマ性のある頼れる男の姿に、思わず惚れる。あんなにアクションが似合うとは思ってなかったので余計に。ノナ・ゲイとのロマンスシーンも、ストイックで大人の雰囲気が漂い、最高にカッコいい。また彼らしさといえば、ユーモアもアイス・キューブらしい。落とす所は落とすカッコよさ。イグジビットとアイス・キューブが並ぶだけでもカッコいいが、2人がカスタムカーでのカーアクションは、さすがに見ごたえがある。2人の台詞「初の戦車ジャックだ!」もカッコいい。
台詞と言えば、サミュエル・L・ジャクソンに「戦争はつかの間だが、俺の戦友は永遠だ」とスピーチする。「気に入った。ジェファーソンか?パットンか?」「いや、2パックだ」。この2人のやりとりがたまらない。
その2パックの言葉が「As the World Turns」という冒頭に書いた曲に収められている(Warという言葉は出てこないが)。社会に見放された男(ダリアス・ストーン)が、戦仲間(エージェント・ギボンス)に言った言葉がこの台詞。そしてラストを飾るのもこの言葉。
最高にカッコいい男達がいる。
(6/24/05:劇場にて観賞)