今日テレビを見ていたら、ミネソタの高校生の銃乱射の事件について放送していた。
どうやらその犯人の高校生は、ネオナチに興味があり、そのネオナチ系のサイトに書き込みをしていたらしい。
ぼくが住む居留地では、自分の(部族の)言葉を話せる者は1%以下しかいない。若者はやたらと黒人になりたがっている (中略) だからぼくは、ナチスを支持する。
http://cnn.co.jp/usa/CNN200503230003.html
という同じ内容の事が放送中に流れ、彼が住んでいたアメリカ先住民の保留区が貧困に苦しんでいる事も触れ、コメンテイターとして出ていたデイブ・スペクターがこんなことを。「貧困がどうしてもラップやギャングを引き寄せる」と。貧困がギャング等を生むのは理解できる。なぜにラップ??ラップは、別に貧困の人のものでも、ギャングだけのものでもない。こういう人が、一まとめにアメリカの芸能を語るから、日本人は益々固定観念に縛られ続けられちゃうのかも。逆に言えば、アメリカの芸能の支配者もこんな感じなんだろうけど。
私の知り合いにもネイティブアメリカンがいる。彼はミネソタじゃなくって、アリゾナの保留区に住んでいたらしい。彼の話を聞いていると、このミネソタの彼なんかより大変。このミネソタの彼は保留区の高校で1%でも部族の言葉をしゃべる人がいる。所が保留区から出て、学校を卒業して社会に出ると、1%も居なくなる。しかも、部族の言葉どころか、ネイティブアメリカンすら居なくなる。私の知り合いなんて、何百人とアメリカ人がいる中、ネイティブアメリカンは彼たった一人。上司に同じネイティブアメリカンがいる事も、まず無い。彼の文化や生活を何もせずに理解してくれる人はゼロ。そんな社会に出た私の知り合いは、アメリカ人のマジョリティの人々が嫌い。その人達にも、臆することなくハッキリ「嫌い」と言い放す。酔うと余計に。そんな彼もストレス溜まって、今は休業中。彼らの土地でストレス溜まるなんて。
シンガーのAkon(エイコン)のミュージックビデオ「Ghetto」でも、アリゾナの先住民保留区の映像が流れる。見て欲しい。胸が締め付けられます。
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