等々、明日がオスカー祭。さっきから胸ドキドキしてますが、変な胸騒ぎもしちゃってる。ひょっとしたら...なんて考えちゃう。ジェイミー・フォックス本人も、正にそんな感じなんでしょうか?きっとそうかも。
オスカーに備えて、この前古本屋で買った「アカデミー賞」という、川本三郎氏の新書を読んだ。黒人初のオスカー受賞者である、ハティ・マクダニエルの受賞の裏の話しが興味深い。けれど、ちゃんと章で詳しく述べられている訳ではなく、オリヴィア・デ・ハヴィランドのオスカーにまつわるエピソードでちょこっと書かれていただけ。ブラックムービーに関する英語の書籍でも、この事は述べられてなかったので、参考になった。っていうか、やっぱりそういう裏があったんだ。
その本の章のタイトルとして、「授賞式はファッションショー」とある。やっぱり、そうなのだ。
そのオスカーの前日に必ずあるのが、ラジー賞。楽しみにしている人は、まず居ないと思うけれど、今回は興味深い。なぜなら、最悪女優賞に選ばれたハリ・ベリーが授賞式に出席してスピーチしたからだ。
"It was just what my career needed - I was at the top and now I'm at the bottom,"
これが、私のキャリアに必要だった事だわ。一番上に居たのに、今は一番下。
今まで、授賞式に現れて、ちゃんとトロフィーを貰ったのは、数える程。ビル・コスビーと、トム・グリーン、そしてポール・ヴァーホーヴェン監督だそうだ。コメディアンが、受け狙いで行く事が多かったのに、今回はオスカー受賞女優であるハリ・ベリーが現れたのは、今までなかった事だ。自分のキャリアを受け止めてるハリ・ベリー。無茶苦茶カッコいいかも。