ロジャー・エバート、怪しいモノです。
ロジャー・エバートは、アメリカで一番有名な批評家。というのも、テレビへの露出があるので、当たり前。このエバートと、ジーン・シスケルの映画評論番組「Siskel & Ebert」を、デーモン・ウェイアンズ&デビット・アラン・グリアが「In Living Color」でパロディしたのが、「Men on Film」。
そのロジャー・エバートが「今年のベスト10映画」で選んだ中に、マリオ・ヴァン・ピープルスの「Baadasssss!」を選んだ。今年、話題の「Sideways」よりも上に。エバートは、私から見ると、ブラックが主役、しかもコメディだと殆ど関心なし。見てない場合の方が多いのだ。なので、ワースト10に「White Chicks」が選ばれている。エバートは、「Scary Movie 2」見てないからね。ブラックコメディの面白さが分かる批評家が少なすぎて、涙出てきます。
エバートの不思議な所は、年間のベスト10に、「Sweet Sweetback's Baadasssss Song」に選んでない割には、1989年には「Do the Right Thing」を1位に選んだり、1991年には、「Boyz N the Hood」を選んだりしている。1997年には「Eve's Bayou」も1位。1960年代から映画について書いている人だから、凄い人なんだけどね。もうちょっと、ブラックコメディを見て欲しいかも。
http://rogerebert.suntimes.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20041215/ESSAYS/41215001/1023