やっと。
事の発端は、スヌープも出演している「Soul Plane」について、スパイク・リーが「coonery and buffoonery(愚かな黒人ぽくて、馬鹿馬鹿しい)」とコメントしたのをきっかけに始まった。それを聞いたスヌープが「ついこの間、スパイクと何かのプレミアで隣の席になったけど、あいつ笑顔で俺には何にも言ってなかったぜ」と、スヌープが答えた。
スパイク・リーにとっては、この作品は「黒人のネガティブなイメージを植え付ける」と思っているらしい。
一方、この作品を手がけた監督は「自分の世代の映画が作りたかった。この映画は人種についてじゃなく、品についての映画だ」と延べた。
またこの映画にも関わり、スパイク・リーが監督した「The Original Kings of Comedy」をプロデュースした、ウォルター・ラサムは、こう語る。
「なぜに我々黒人は、自信がないのだ?我々のヘリテージは、他とは違う。ブラック航空があったら、おそらくリブやカラードグリーンを機内食に出してくれる筈さ。それが我々なのだから」
映画を見ていない私には、まだ言える事は少ないけれど、これだけは思う。もし、スパイクの言う通りに「coonery and buffoonery」な映画だったとしても、私達が映画での黒人のイメージを植え付けるかどうかは、私達、観客の選択だ。色々な選択がなければならないと思うし、もう少し我々観客のインテリジェンスも信用して貰いたいと思う。私達に、色々な選択を広げてくれ、観客のインテリジェンスを刺激してくれたのは、スパイク、貴方なのだから...