トニー賞が発表された。ショーン・Pディディ・コムズの「A Raisin the Sun」からも、幾つかにノミネートされた。リバイバル部門では、作品自体がノミネートされ、コムズの母親を演じたフィリシア・ラシャド(Phylicia Rashad)*1が、「Best leading actress in a play」部門でノミネートされ、コムズの妻を演じたオードラ・マクドナルド(Audra McDonald)*2と、コムズの妹を演じたサナー・ラサン(Sanaa Lathan)が「Best featured actress in a play」部門でノミネート。
残念ながら、作品自体の受賞は逃したが、役者部門でノミネートされていたラシャドとマクドナルドが受賞した。
ラシャドは、今回の受賞で歴史を作った。主演ドラマ部門で、ブラック女性が初めて受賞したという歴史。
そのラシャドと言えば、一番に思い出すのが「Cosby Show」での、弁護士という職業についたお母さん役。姉のデビー・アレンも、ダンスで有名。映画「Visit」の演技が見ごたえあり!
もう1人のマクドナルドは、今回で4回目のトニー賞受賞経験者。
残念ながら受賞を逃したラサンだって、今回初ブロードウェイで、初ノミネートなのだから、大した物。
と、このようにこの舞台での女性の活躍が目立つ。劇作家は、ロレイン・ハンズベリー(Lorraine Hansberry)という女性だったからかもしれない。
他の作品「Caroline, or Change」という舞台で、アニカ・ノニ・ローズ(Anika Noni Rose)という女優が、「Best Featured Actress in a Musical」で受賞した。綺麗で、インテリジェンス漂う雰囲気がする人なので、これから映画にもガンガンに出てもらいたい。
ちなみに、ミュージカル部門の主演女優に輝いたイディア・メンゼル(Idina Menzel)は、テイ・ディグス(Taye Diggs)を射止めた羨ましい人。「レント」での共演がきっかけ。
と、ここまで書いて見て思ったのは、今回で58回を迎えたトニー賞ですら、まだ「黒人初」なんですね...