Forty years I've been chasing Sidney, I'll always be following in your footsteps. 全ての道はローマに通ず。だとしたら、全てのブラックムービーはポワチエに通ず。かもしれない。ブラックムービーの歴史を語る上で、シドニー・ポワチエの名前は避けて…
You seem like a man who understands violence. 1977年デビュー以来47年のキャリアを誇るデンゼル・ワシントンが続編に出演したのは、この『イコライザー』シリーズのみ(今のところ)。かつてはアメリカのTVシリーズでエドワード・ウッドワードが演じてい…
De youth dem just tun wild, it's War amongs' the rebels Madness, madness, war 『Babylon / バビロン (1980)』日本上映の際にコメントをしたので、こちらの作品もありがたいことに一足お先に拝見させて貰いました。『バビロン』と同じフランコ・ロッソ監…
ブルース&ソウル・レコーズ No.173 bsrmag.com 8月25日(金)発売のblues & soul records(ブルース&ソウル・レコーズ) No.173号のティナ・ターナー追悼特集にて、彼女の自伝映画となった『What's Love Got to Do with It / TINA ティナ (1993)』につい…
This is what real gold feels like. 前作『iNumber Number / 裏切りの獣たち (2013)』から10年もの時を経て、まさかの続編が完成。主役のチリとシューズのコンビは変わらず。というか、もう10年前の作品なので、すっかり内容とか頭から消えている。が、続編…
Oorah! 本作へコメントで参加しております。他作品タイトル出して大丈夫か不安だったのですが、大丈夫とのことで良かった。出した方が絶対にこの映画の雰囲気やらメッセージが伝わると思ったので。ということで、8月4日(金)から日本公開を控えております。…
The Blackening (2023)
You have a way to fight a war. ドルフ・ラングレンxマイケル・ジェイ・ホワイトxタイリースが出演の第2次世界大戦を描いたアクション映画。しかも黒人部隊が描かれているらしいと、マイケル・ジェイ・ホワイト(以下MJW)のインスタで知り、早速観ました…
Scott Joplin / 日本未公開 (1977) 1830本目 スコット・ジョプリン。作曲家。ラグタイムの王。なのだけど、彼の名前を知らなくても、日本人でも99.9%の人が彼の作った曲を知っている。本当は100%と書いてしまってもいいくらいなのですが、たまーに頑固で天…
And you can murder a freedom fighter, but you can't murder freedom! ブラックパンサー党シカゴ支部チェアマンであったフレッド・ハンプトン、そしてそのハンプトンを死に追いやったFBI。FBIのスパイとしてブラックパンサー党に近づいたウィリアム・オニ…
The greatest evil is convincing us that we have no choice. But choice cannot be taken away. 日本でも名作漫画『ベルサイユのばら』にもなったフランス革命下の時代。その時代に生きた「シュヴァリエ」(騎士)であるジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリ…
C'mon girls, let's go show the guys that we know ソルト(シェリル・ジェームズ)とぺパ(サンドラ・デントン)という塩コショウデュオに、DJのスピンデレラ(ディードラ・ローパー)という3人によるラップグループ「ソルト・ン・ペパー」。未だに、ラッ…
雰囲気最高 Netflixで配信されたインディペンデント作品。ゼンデイヤが主演を務め各方面で評価を受けているTVシリーズ『ユーフォリア/EUPHORIA』でショーランナー担当のサム・レヴィンソンが監督・脚本・製作。ゼンデイヤだけでなく、タイトルのマルコムを演…
You got haters in your head trying to stop you from being great. ウェズリー・スナイプスxウッディ・ハレルソンというゴールデンコンビによる『White Men Can't Jump / ハード・プレイ (1992)』のリメイク作品。今回は、大学時代に本格的にバスケットボ…
You're my princess いつも車運転中に聴いている地元R&B/ヒップホップ・ラジオ局が、自伝映画特集みたいのをしていて、本作を酷評していた。いつも辛口でゴシップ記事を読む女性は、「ホイットニー・ヒューストンの映画は多過ぎる。どれも似たような感じだ…
最近のニューヨーク インディペンデント映画のサンダンス映画祭のドラマコンペに出した作品。タンザニア生まれアメリカ育ちのEkwa Msangiが監督。スパイク・リーの妹ジョイ・リーが出演しており、ニューヨークのブルックリンが舞台。ジョイ・リーが本当にい…
She Works Hard for the Money ドナ・サマー、ディスコの女王。ディスコ世代ではないが、ドナ・サマーの名前も歌声ももちろん知っている。洋楽が好きなら、どこかで必ず聴いたことがある。それほどの知名度があった歌手だ。そのドナ・サマーが2012年に他界。…
I was a graduate from the peculiar institution, with my diploma written on my back. フレデリック・ダグラス。『私は黒人奴隷だった』という彼の自伝訳書タイトルが示す通り、彼は黒人奴隷だった。彼の名前を知らないアメリカ黒人はいないであろう。ア…
ジム・ブラウン追悼 ジム・ブラウンが逝ってしまった。最近やっと2年越しに『One Night in Miami / あの夜、マイアミで (2020)』の感想をようやくアップしたばかりで、その締めに「ジム・ブラウン以外は、どんなに願ってももう会うことができない」と書き記…
ブラック・ライヴズ・マターは語る『American Skin』 本作の主演であり監督でもあるネイト・パーカーは干された。なぜ彼が干されたのかは、本作には無関係のため書かない。本作はその後の作品(恐らくプレプロダクションはその前)である。今後、彼の作品数…
Nothing ever came easy. Every day was a fight. 福顔ジョージ・フォアマン。モハメド・アリの「キンシャサの奇跡」の対戦相手としても知られるボクシングのヘビー級チャンピオン。その自伝映画なのだが、アメリカでは劇場公開されたが割りと小規模で公開さ…
帰って参りました(`・ω・´)ゞ さすがにこの言葉はリアルタイムでは知りませんが、ビートたけしが良く言っていたので覚えている世代です(念のため)。だけど、この言葉より適切な言葉は見つからない。そう、恥ずかしいけれど、戻るしかないかった。何やってい…
ソウルとは?『ソウルフル・ワールド』 沢山の賞受賞、おめでとうございます。ピクサーの長編アニメーションでは、アフリカ系アメリカ人のキャラが主役で声優というのは初となるのかな。間違っていたらごめんなさいだけど、多分合っている。ピクサー以外なら…
Some of the people are good and some of them are bad -- just like the fruit on a tree 一番最初はもう何十年の前に観た。幾度かTCM(ターナー・クラシック・ムービー)にて放送していたが、今回はたまたまランチ時に放映していて、偶然にも観た。そした…
なぜFBIはキング牧師を執拗に追いつめたのか?『MLK/FBI』 マルコムXについての本「The Dead Are Arising: The Life of Malcolm X」を読んだら、結構な量でキング牧師、そしてキング牧師とFBIについても書かれていた。30年もの年月をかけて書かれた本ゆえ、…
過度期にある4人の伝説をギュッと詰めた『あの夜、マイアミで』 マルコムX、モハメド・アリ、サム・クック、ジム・ブラウンという時代を切り開いた人たちの物語なのだけど、残念ながらこの物語はフィクションである。この4人がマイアミで「あの夜」一夜を一…
But plenty of fellas came before Mike that could do things you've never seen in your life. NBAプレイオフも佳境ですが、どうも私個人的には盛り上がっていない。推しが負けたからというのが最大の理由だけど、それ以降は本当に観ていない。いつもなら…
描いているものは恋愛だけでない深い『シルヴィ~恋のメロディ~』 50年代のハーレムのレコード店を舞台にしたラブストーリー。と、聞いただけで、もうこれは私の好きな感じなんだろうと思っていた。しかも、相手役の男性の方がジャズミュージシャンという設…
"With nothin' to gain, except killin' your brain" この映画の存在は、全米が熱中してしまうのでCM料が一番高くなるNFLスーパーボウルのCMで予告編が流れて知った。この予告CMが我が家でスーパーボウルで一番盛り上がった瞬間でした。単純明快な「コカイン…
本作の何がここまで人々の心を捉えるのか『マ・レイニーのブラックボトム』 やっぱり触れずには書けない。もう8か月くらい(執筆は2021年4月)経ったけれど、悲しみは消えないし、癒えることもない。日に日に悲しみが募るばかりだ。チャドウィック・ボーズマ…