本日(2018年10月15日)から拙著「ブラックムービー ガイド」が発売になります。
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1980年代にスパイク・リー監督がスクリーンに誕生してから、2018年に世界中を席巻した大ヒット作『ブラックパンサー』にまでの繋がりを書きました。なぜ、ブラックムービー誕生から書かなかったのか?とお思いかもしれません。それは、私にとってのバイブルとも言える井上一馬氏の「ブラック・ムービー―アメリカ映画と黒人社会」に載っていることなので、いいかな?と。とはいえ、説明程度でそれまでの流れを軽く触れておりますし、随所でブラックムービーの歴史は触れております。そして何と言ってもスパイク・リー監督のスクリーンに登場した瞬間から、近代のブラックムービーは始まっていると思うのです。もちろん、70年代のブラックスプロイテーションも重要なので、随所で話題は出てきます。
色んな作品を紹介したくて、色々と詰め込もうと試みましたが、それでも限度があり、ページ数の関係で削除した箇所・項もあります。削除しなかったら500ページ位書いていたかもしれません。正直、削除してしまって心残りな作品もあります。『The Five Heartbeats / ファイブ・ハートビーツ (1991)』とか『Candyman / キャンディマン (1992)』とか。『Cool Runnings / クール・ランニング (1993)』は、日本でも知名度が高いので載せなきゃダメなんですけどね。御手に取って頂いた方の中にも「あれ?あの作品は?」と思う事もあるかもしれません。本当に申し訳なく思います。
その割には『Malcolm X / マルコムX (1992)』に19ページ、そして『Black Panther / ブラックパンサー (2018)』には18ページと、扱いが違い過ぎるだろ!という感じなのですが、ご了承いただきたい。『ブラックパンサー』については、書きたいと思っていた事を全て出し切った感があります。
これは読んでくださった皆様には全く興味のない事なのですが、実は執筆中、ずっと禁酒しました。書くまで死ねないなと。死んでしまう危険を少しでも自分なりに回避しました。3月か4月位から書き始め、発売日に飲もうと思っていたのですが、『ブラックパンサー2』が発表された日に、ブラックパンサーのコップで祝杯をあげました。もう完成していたので、今日死んでも出版社さんにご迷惑はお掛けしないと思い解禁しちゃいました。実に美味しかったです。
このような夢のようなお話を頂いたスモール出版の三浦さまには大変感謝しております。色々とご迷惑もお掛けしたことと思います。長きに渡って色々なアドバイスをありがとうございました。三浦さまのお陰で最後まで完走することが出来ました。そして、デザインを担当して頂いた餅屋デザインの折田さま。この本を最後まで読んで頂いて、表紙などの色に注目して頂くと、その素晴らしさに改めて気づいてもらえると思います。そのような素敵な装丁デザインありがとうございました。映画秘宝の馬飼野さま。何度感謝を述べても足りない位であります。今回も含め、いつも為になるアドバイスや金言を誠にありがとうございます。他にも感謝を述べたい恩人が沢山おります。いつもメールやツイッターやフェイスブックなどでメッセージを送って頂いたり、リツイートやハートマークを付けてくださる方々にも大変感謝しております。思っている以上に励みになるのですよ。ページ関係で削除してしまったんですが、「EXILEや三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典(ふりがな付きで本に出てくる...うふ😘あの映画のインパクトを語る上でこんな好例は他に居ないでしょ!)」が語られている部分で、当時あの映画が公開された時にその映画に影響を受け、岩ちゃんと同じように大学でダンスをしているとメールを頂いたのが、今でも忘れられません。あの時、私はまだ若く尖っていたので、あまりうまく励ますことが出来なかったという心残りと共に。御活躍されていることを祈っております!覚えていたら是非またメール送って頂けたら光栄です!
6か月間ほど、あまり発達していない脳を酷使し、午前中に集中して書いて、午後にヘロヘロになっておりましたが、それでもやっぱりブラックムービーが好きなんだなーと改めて思いました。
是非、御手に取って一読頂けたら、非常に幸せであります。よろしくお願いいたします。